別にマネーに美人も不美人もないと思いますが、あえてこの記事に乗っかってレビューを書いてみたいと思います。
心得1: 覚悟と責任を持つ
マネー美人は、投資にはリスクとリターンがある事を心得ています。
誰しも元本が減るリスクには恐怖を感じるものです。
だからこそ、資産運用はリスクを取るという覚悟と責任が伴います。
これはその通りですね。でもその当たり前のことが分からず、投資をしたのはいいけれど、損をしたら他人を責めようとする人達の何と多いことか…。投資は自己責任です。
心得2: 資産運用を学ぶ
「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏は「投資はリスクではない。投資を学ばないことがリスクだ。」
と文中に書いてあるように、リスクを最小限に抑えるには投資について学ぶことが一番の近道です。
そうですね。何事も勉強が大事です。でも投資の世界の先生、教科書は玉石混合なので、誰に学ぶか、何を学ぶか、ということが極めて大事なんですよね。
間違った先生や教科書を選ぶと資産運用どころか資産を大きく減らす結果となりかねないので注意が必要です。
初心者のうちから先生、教科書の選定に関して投資リテラシーを求められるところが投資の辛いところです。
心得3: 積立投資を心掛ける
資産を形成していく為には投資信託を活用した「少額・長期・分散」しながらの積立投資がポイントです。
■ポイント1:「少額」
毎月貯蓄している金額の中から、いくらなら資産運用に回せるでしょうか?
毎月5万円貯蓄しているのなら、4万円を現預金で貯蓄し、残りの1万円を資産運用に回していく、というように、現預金と資産運用に回すお金を分散させます。
すみません。少額投資ならやってもやらなくても大した変わりはありません。
複利効果は種銭が多いほど効果を発揮しますので、たかだか1万円程度を積み立てたところで気休めにしかなりません。
初心者のうちはともかく、いつまでも少額の投資にとどまっていては、資産形成は難しいと思います。
■ポイント2:「長期」
資産を形成するには大金を一度に投資するというやり方ではなく、長期間に渡り、毎月コツコツと一定額を購入していく「ドルコスト平均法」が有効です。
お金だけではなく時間も分散させることで、リスクを抑えることができます。
最低でも10年以上、できれば20年以上続けることが求められますので、10年後、20年後の自分を想像しながら、老後資金や楽しみのお金を作っていくといいでしょう。
間違いです。10年、20年以上続けるつもりがあり、その時点で投資できる一定の資産があるのなら、ドルコスト平均法など取る必要はなく、一括投資で十分です。世界経済の発展を前提とするならば、ドルコスト平均法は機会損失を生みます。
ただし世界経済の成長とリンクするインデックスに投資することと、バイアンドホールドは必須です。
心得4: 価値観に合った投資先を選ぶ
好きな会社や応援したい会社を投資先に選ぶ事は、資産運用を長く楽しむ大切なコツとなります。
その金融商品を保有する事で、自分・投資先・社会の三方良しに繋がれば最高です。
反対に、ただお金の為に自分の価値観に合わない投資先にしてしまうのはナンセンスで、儲かったとしても心は虚しくなるばかりです。
どうでしょうかね?まあ好きな会社や応援したい会社に投資することを止めはしませんが、その観点で投資をするとパフォーマンスを悪化させることになるのでオススメはしません。
お金に色はついてないので、何で儲けようと同じことです。
心を充実させることを重視するのは勝手ですが、そもそもの投資の目的に立ち返って考えてみるべきと思います。
心を充実させたければ寄付でもすればいいと思いますが、それと資産運用は別物です。
心得5: 分からないモノには手を出さない
数多くの金融商品が存在しますが、「よくわからないけど儲かりそう」なモノほど、詐欺やハイリスクな商品になりがちです。
食品でも原材料や生産・販売業者を確認するように、金融商品も同じように、商品の内容や運用・販売会社に関して調べることはとても重要。
大切なお金だからこそ、理解できない複雑なモノには手を出すべきではありません。
最初は専門家にアドバイスをもらい、慣れてきても不安や疑問がある時は必ず専門家に相談し、客観的な視野を持つようにしましょう。
これはその通り。ただし、専門家に相談するのは注意しておいた方がいい。金融業界は利益相反で成り立っている部分が多いので、顧客の不利益が専門家の利益になっているケースが多いです。
相手の立場に立って、相手の利益の源泉が自分の財布になっていないか冷静な判断が必要です。
以上、チラ裏的な雑感でした。言わずもがなですが、投資は自己責任でお願いします。